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高速度カメラとサーモグラフィが切り替え可能な業界初マルチカメラを実現した「PLEXLOGGER PL2」シリーズが登場いたします!

シナノケンシ株式会社(社長:金子元昭、以下シナノケンシ)は、高速映像と波形データを同期記録し、複合解析ができる高速ビジュアルデータロガー(PLEXLOGGER TM :プレクスロガー)に、高速度カメラからサーモグラフィ(遠赤外線カメラ)に切り替えが可能な<マルチカメラ機能>を実現し、高速度カメラ機能及びデータロガー機能を大幅に向上させた新製品プレクスロガー「PL2」シリーズを10月末より発売を開始します。

■業界初、高速度カメラとサーモグラフィを切り替えられる。マルチカメラを実現
PLEXLOGGER TM PL2シリーズは、高速な動きを撮影できる高速度カメラと熱源放射の時系列変化を撮影できるサーモグラフィ(遠赤外線カメラ)を業界で初めて、ロガー本体1台でカメラヘッドの交換を可能とし(マルチカメラ機能)、瞬間の動作、放射熱の分布の状態変化を撮影するだけでなく、電圧・電流・圧力・振動などの波形データとの複合的な解析を可能とし、究極のパフォーマンスを実現しました。
高速度カメラとサーモグラフィの併用は、自動車業界、電子機器/部品業界、医療業界、スポーツ科学業界、学術研究機関などでニーズがあり、具体的には、エンジンやモータ分野の開発、電子部品の破壊試験時の温度変化と挙動確認、バイタルデータと人体の挙動・熱分布の解析などの用途が見込まれます。

■高精細、高速度、SXGA(1280×1024pixel)サイズの<上位モデル>が登場
撮影フレームレートは最大100,000fpsを実現
PLEXLOGGER  TM  PL2シリーズは、高速度カメラの性能を従来製品より大幅に向上させました。高精細、高速度、SXGAサイズのすべての条件を満たして、データロガーによる複合解析の可能性を大きく広げたPLEXLOGGER TM の<上位モデル>の位置づけです。最大解像度はSXGAサイズ(1280×1024pixel)で高精細な表示を実現し、撮像速度も最大100,000fpsのフレームレートまで撮影可能としました。より高い解像度で広範囲の動作検証が必要なシーンでも詳細な解析を可能としました。
さらに、ノートパソコンのように小型・軽量(操作本体:212mm×257mm×66.5mm、1.8kg)なため、どこへでも持ち運びが簡単です。また、豊富なトリガー機能で、異常時(設定基準値を外れた時)に自動記録やメールによる自動通知を設定できます。そのため、映像・データをその場ですぐに解析して、関係者による意見交換も迅速に行なえ、開発や生産現場の「効率化」スピードアップと解析分析・評価業務のクオリティー向上に役立ちます。

◆オープン価格で、記録時間が異なる2種類のモデルを発売予定。
実勢予想価格は、<本体+高速度カメラ>セットで300万円台後半。
<本体+高速度カメラ+サーモグラフィ(VGAサイズ)>セットで600万円台後半。
◆10月5日から7日まで、インテックス大阪で開催される「関西設計/製造ソリューション展」、および、10月13日から15日まで、諏訪湖イベントホールで開催される「諏訪圏工業メッセ」で、デモ展示をいたします。設計/評価部門でも、動作解析のテーマで現象の可視化と課題解決の効率化・品質向上への期待が見込まれます。

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【新製品の特長】

・高速度カメラ映像と各種センサーデータを同期して記録し、その場ですぐ再生・同期解析が可能
・高精細なSXGAサイズ(1280×1024pixel)にて記録が可能 ※従来機 最大VGAサイズ(640×480pixel)
・フレームレート 50fpsから100,000fps ※従来機 最大32,000fps
・持ち運びを重視し、設置や設定が簡単で、見やすい高精細液晶を実装したコンパクト設計
(操作本体:212mm×257mm×66.5mm、1.8kg)
・サーモグラフィは高精細なVGAサイズ(640×480pixel)の映像を30fps、QVGAでは60fps の動画で記録が可能 
・映像の変化量や各種センサー、製造装置や計測器が発する信号をトリガーとする自動記録及び通知、連続保存が可能
・動態解析(点の追尾及び変化量測定)ができるパソコン用ソフトウェアを標準添付(Windows版*)
・標準添付ソフトウェアにて、記録された波形データを映像と同期させたフーリエ(FFT)*注1及びウェーブレット解析*注2が可能。
・パソコンなどから接続ができるUSB及び LANポートを搭載
*注1 フーリエ解析(FFT)とは
波形データの解析手法で、音や振動など波形データが、どのような周波数と振幅の成分(スペクトル)を持っているかを分析できる。
*注2 ウェーブレット解析とは
周波数スペクトルの時間的変化や空間的推移を2次元イメージ化することができる波形データの解析手法で、音や振動など波形データを時系列にスペクトル解析が可能となる。


【イメージ画像】

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【新モデル投入の背景】
輸送機及び自動車(特にハイブリッド車、EV車)や産業機械の開発現場では、光・音・歪・振動・圧力・電流など各種のセンサーが使用され、それらの様々なセンサーや制御信号の波形データと高速な動作を取得し、より簡単に複合解析ができるアプリケーションを求められております。
また、複合化・複雑化が進み、動作検証・振動試験・騒音解析など、動作映像と波形データを同期させて解析することで、不具合や故障の原因究明及び動作の評価・検証を行うというニーズが高まっています。また、近年より高速な現象撮影と高精細な映像での解析ニーズも多くなっています。
その課題に応えるため、シナノケンシでは、高速映像とデータ波形を同期記録し、その場でモニター再生・解析できる、携帯性(可搬性)と操作性に優れた高速ビジュアルデータロガー(PLEXLOGGER  TM )のユーザビリティを踏襲し、解像度、高速撮像機能を大幅に向上したPL2シリーズを開発しました。
さらに、従来どおり記録映像をより詳細に解析するために、アプリケーションソフトウェア(PLEXLOGplus )も標準添付しました。

【期待される用途】
製品及び機械の動作検証・評価、故障・不具合の解析、衝撃安全試験、製品や材料の変化・振動試験、燃焼や化学反応の現象解析、人(スポーツ)や生物の動き解析

【おもな市場】
○各種メーカー:工作機械、電子部品実装及び半導体製造装置、化学、医薬、食料・飲料、電子及び車載部品、自動車、輸送機、航空宇宙、金属・プラスチック加工、プリンター、製鉄・非鉄金属、新エネルギーなどの分野
○大学・研究機関:スポーツ科学・理工学・化学・生物学などの研究分野

*PLEXLOGGER はシナノケンシ株式会社の商標です。
*Windowsは米国 Microsoft Corporationの登録商標です。

シナノケンシ:高速ビジュアルデータロガー(PLEXLOGGER  TM :プレクスロガー)の商品情報
https://plextor.jp/plexlogger/index.php

◆お問い合わせ先
■<商品>に関するお問い合わせ
シナノケンシ株式会社 産業ソリューションビジネスユニット
〒386-0498 長野県上田市上丸子1078
TEL: 0268-41-1840 FAX:0268-42-2926
プレクスロガーウェブサイトURL: https://plextor.jp/plexlogger/index.php
■この<発表>に関するお問い合わせ
シナノケンシ株式会社 広報チーム 畑 典之
〒386-0498 長野県上田市上丸子1078
TEL:0268-41-1800(代表) FAX:0268-43-0010  E-mail: kouhou@skcj.co.jp
*製品やイメージ図の画像データをご希望の場合は、メール宛先をご連絡下さい。お送り致します。

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